私の読書の履歴書7 高校生1

今回から私が高校生のときに読んだ本の履歴を話していく。

高校生の頃といえば、歌なら、サザンオールスターズの「みんなのうた」、渡辺美里「悲しいね」、米米CLUB「KOME KOME WAR」、久保田利伸「You Were Mine」瀬川瑛子「命くれない」吉幾三「雪國」中森明菜「難破船」プリンセス・プリンセス「Diamond」「世界でいちばん熱い夏」長渕剛「とんぼ」の他、光GENJIや工藤静香が出す曲出す曲売れていた。
バンドブームで、LINDBERG、THE BLUE HEARTSなどがデビューした。たまの「さよなら人類」がヒットした。B・B・クイーンズの「おどるポンポコリン」もこの頃だった気がする。

映画は「帝都物語」「ロボコップ」「インナー・スペース」「魔女の宅急便」「オルゴール」「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる」「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」「レインマン」「カクテル」「ロジャー・ラビット」「星の王子ニューヨークへ行く」「ダイ・ハード」とかを観に行った。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の2と3が公開された。

テレビドラマは「教師びんびん物語」くらいしか記憶にない。
アニメは「機動警察パトレイバー」「魁!男塾」「美味しんぼ」「シティーハンター」とかだったかな。

時代はバブルだったけど、地方の高校生にはそれほどの恩恵はなくて「あぁ、大人になったら、あんなこともこんなこともできるんだなぁ」と思っていたんだけど、高校卒業前にバブルがはじけて、経済は冷えていった。
おニャン子クラブが解散し、石原裕次郎と美空ひばりが亡くなり、大きな電話ボックスみたいなカラオケボックスができて、ショルダーバックのような携帯電話が出た。
東京ドームが完成し、青函トンネルが開通して、東北新幹線・上越新幹線開業した。
消費税が施行され、ドラクエⅢとゲームボーイが販売され、手塚治虫が亡くなった。
昭和天皇が崩御され、時代は平成になった。
スーパーファミコンが販売され、ドラクエⅣが出た。

細かいズレはあるかもしれないけど、まあ、そんな時代だったわけだ。

高校時代はあいかわらず吹奏楽部でほぼ毎日トランペットを吹いていた。
授業をサボっても部活には毎日行ってた。
ファミコンはやりすぎて、今は整理がつかない。「探偵 神宮寺三郎」「半熟英雄」「テトリス」その他多数。

部活は中学生の時よりも時間が長くなったし、友だちと過ごす時間も長くなった。何よりも今思い返すと、ファミコン恐るべし。ゲームにずいぶんと時間を費やしていた。
まあ、今ならスマホでゲームに費やしている人がいるが、似たようなものだ。

それでも本は読んでいた。
夢枕獏のキマイラシリーズと火浦功の新刊は、他のものを我慢してでも買って読んでいた。
このときは、漫画もずいぶんと読んでいた。

今回は高校生時代に読んでいた漫画を、駆け足で並べていくことにする。

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Contents

●ツルモク独身寮

家具を製造する工場の独身寮が舞台。同室の先輩2人に連れて行かれた屋上で女子寮をのぞいたときに、着替え中の1人の女性と目が合う。
青春、恋愛、成長とコメディーが絶妙だった。
大人なってから、文庫版を大人買いして読み返したよ。

●吸血鬼美夕(ヴァンパイア ミユ)

闇の世界からやってきた(あふれたんだっけかな?)はぐれ神魔を狩る、美夕。
父は人間で母が吸血鬼。たしか、聖水もにんにくも効かなかったし、日中でも出歩けるという、ハイパーな吸血鬼だった。
美夕に噛まれると、幸福感に包まれて永遠の時を生きることになる。

高校生の私は、美夕にだったら噛まれてもいい、いや、噛まれてみたいとバカなことを思っていた。
いや、作品は美しくも哀しい話なんだよ。

●ぼくの地球を守って

通称「ぼくたま」。
すんごい流行ったはずなんだけど、読んでたのはまわりの友人の数人だった。流行ってるって聞いたの間違いだったのかなと自分を疑った。

現代の日本に転生した異星人が主な登場人物なんだけど、中には記憶を失っている人もいる。
前世で何が起きたのかっていうのも含めて、友情や恋愛、裏切りもあって、物語はどんどん進み、読んでるこっちは、早く続きが読みたくなる。

けど、私は途中で挫折。話が、当時の私には重くなったんだよね。なので、ラストがわからない。
どうなったんだろ?
調べりゃいいんだろうけど、どうせなら読みたい(と言って、おそらく読む時はこないだろうけど)。

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●めぞん一刻

ボロ下宿に住むことになった五代。個性が強すぎる他の下宿人に絡まれても、壁に穴が空いていても、住み続ける理由がある。それは管理人さんがいるから。
高橋留美子さんらしい作品で、今でも色あせないなぁ。
うる星やつら、らんま1/2、犬夜叉と、名作話題作メーカーなんだけど、この作品は異星人は出てこないし、ファンタジー要素もない。けど、いいんだよなぁ。

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●シティーハンター

冴羽獠がとにかくカッコいい。スケベだけどカッコいい。
香、海坊主、冴子など、わきもそれぞれのドラマがあって、ハズレの回を見つけるのが難しいほど、毎回おもしろかった。
アニメ版の主題歌、TMネットワークのGet Wildも、今聴いてもカッコいい。
すべてにおいてカッコいい。
カッコいいしか言ってないけど、それだけカッコいい。

●電影少女

桂正和さんのこれまた名作。
ウイングマンも好きだったけど、全部読んでないんだよね。
あい編が終わった後、恋編がはじまるという、2つの物語が展開される。思春期の男の妄想漫画と言われれば返す言葉もないが、最後まで読めば、心を打たれる(男ならば)。

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●伝染るんです。

吉田戦車のシュールな4コマ漫画。
ハワイが大好きなカワウソ、こけし、かっぱ、頭に包帯を巻いた少年、NHK教育(現在のEテレ)が好きな非社会的組織の人などのシュール、不条理な言動がクセになる。
好きな人は大好き、それ以外の人は受け付けないだろう作品。でも、かなり流行った。

●ナマケモノが見てた

動物キャラがおりなす4コマ漫画。
天然だったり、毒を吐いたり、闇を抱えてたり、生意気だったり、それぞれのキャラの個性がおもしろい。
後に「星守る犬」を描く村上たかしさんの作品。

●攻殻機動隊

今でも読みつがれているSFの名作。

西暦2029年。
ネットワークにより、複雑になった犯罪。
その犯罪を取り締まる公安9課の物語。

劇場アニメも、TVアニメにもなったし、前評判の割にイマイチだったハリウッド映画化もされた。
けど、はっきり言おう。
原作であるこの漫画読むのが一番だ。
このままとは言わないけれど、この作品世界に現実が近づきつつある部分もあるんだから。

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っていうか、読んでたなぁ、漫画も。
今思い出せるだけでこれ。何かの拍子で、また思い出すんだろうけど、そのときは新たに話すか、このページに追記として書くことにする。

と、いうわけで、高校生時代に読んだ漫画は、以上(今のところは)。
次回からは、小説を思い出しながら話していく。

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