白い部屋で月の歌を – 朱川湊人
■白い部屋で月の歌を 感想
静かな空気感のまま進む物語
霊能力者シシィのアシスタント、ジュン。
シシィがその場にいる霊をはがし、その霊が他の場所に行かないようにジュンの体内に入れる。
ジ ...
最後の秘境 東京藝大 – 二宮敦人(新潮文庫)
やらなきゃ気がすまない。これしかない。
色んな人が集まるところ。それが東京藝大。
入試の倍率は東大の3倍。そして卒業後の行方不明者は約半数。
上野動物園のペンギ ...
魂でもいいから、そばにいて(新潮文庫) – 奥野修司
東日本大震災。
死者・行方不明者18,000人あまり。
未曾有の大災害で、多くの方々が亡くなり、怪我をした。
大切な人をなくし、家も思い出の品もなくした方々 ...
蒼林堂古書店へようこそ – 乾くるみ
そこでコーヒーを飲みながら日常系ミステリを解決
私が買ったのは望月けいさんのイラスト画の表紙。ネットで買うと、上の画像の表紙なのかな?
このブログを書こうと思って検索したら楽天ブックスもAma ...
女のいない男たち – 村上春樹
「ドライブ・マイ・カー」
妻を亡くした俳優、家福。妻は定期的に浮気をしていた。
家福は浮気相手の一人である男と友人になる。
なぜ妻はその男と関係を結んだのか。
「イエ ...
アイの物語(角川文庫) – 山本弘
SFが苦手、とっつきにくいと思っているあなたへも、この物語は強くおすすめする。
帯にもあるとおり、久しぶりに物語の力を感じた小説だから。
私もそれほどSFを読んでいないし、正直、 ...
アイネクライネナハトムジーク – 伊坂幸太郎
伊坂幸太郎さんの作品を読むたびに、人生も世の中もそれほど悪くないって思う。
深刻なことや苦しいこともあるけど、深刻なことを深刻に思ったり考えちゃったりするから、心が沈んでいく ...
ツナグ – 辻村深月(新潮文庫)
一生に一度だけ、亡くなった人との再開を叶えてくれる「使者(ツナグ)」。
しかしそれは、生者だけではなく、死者にも同じ条件が適用される。よって死者は会いたいと願った者と会うか ...
阪急電車 – 有川浩(幻冬舎文庫)
出会い、別れ、人と人との繋がり
隣りに座ったのは、図書館でよく見かける人だった。
その二人のやり取りを、離れたところから見ていたのは、純白のドレスのような衣装を着て、引き出物を持っている ...
わたしを離さないで – 著/カズオ・イシグロ 訳/土屋政雄
「介護人」キャシーは「提供者」の世話を11年続けている。
生まれ育ったヘールシャムという名の施設での日々、施設を出たあとの生活、提供者として生きているかつての友人たちとの時間。