私の読書の履歴書,20代前半

子供の頃から空と海を、見るのが好きだったんだ。
何も考えないで、ただただ眺めているだけなんだよ。
そういえばちょうど20代前半の頃、男5人というむさいメンバーで海に行った。
4人は家を出た時点でズボン(パンツと ...

私の読書の履歴書,20代前半

作家を目指していた当時の私は、いわゆる小説の書き方本を立て続けに読んでいた時があったんだ。
ディーン・クーンツの『ベストセラー小説の書き方』も読んだ。

  楽天ブックスはこちら→ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫 ...

私の読書の履歴書,20代前半

今回も本題が長くなりそうなので、前置き話しで話していくよ。

●ノルウェイの森

村上春樹さんの作品を『ノルウェイの森』から入って、なじめなかった、合わなかったからと他の作品を読まないのは、じつは間違いだったりする。
な ...

私の読書の履歴書,20代前半

村上春樹さんの短編は、ちゃんと読もうと思えばすんごい難解だ。『蛍』みたいにわかりやすければ楽なんだけど、そうはいかない。
だいたいが、最初の短編集『中国行きのスロウ・ボート』なんて、物語として読むだけだったら、読みやすいし、お ...

私の読書の履歴書,20代前半

私は基本インドア派で、運動は物心ついたときにはすでに好きじゃななかった。苦手だから好きじゃないのではなく、やる前から好きじゃない、やりたくないんだよ。
それは今まで一貫して変わってない。
でも、外で空を眺めるのは朝昼夜 ...

私の読書の履歴書,20代前半

今回はさっそく本題に入るよ。

●原田宗典さん

原田宗典さんの小説もエッセイも好きだったんだよ。
まあ、知ってる人は知ってるけど、やっちゃってしばらく表に出れなかったんだけどね。
長編よりも短編が好きだった。 ...

私の読書の履歴書,20代前半

京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』これらを読んだあと、自分の憑き物もとれた感覚があった。
正確にいうと、それまで言葉にできない内に抱えていたものがすっと取れたというか、こういうことか ...

私の読書の履歴書,20代前半

高校卒業までは本を選ぶ基準って、
・自分が読める文章
・おもしろそう
・ミステリか伝奇かホラーかミステリ。
っていうこの3つだったんだよね。今思い出してみたんだけど。

高校卒業してからは基準 ...

私の読書の履歴書,20代前半

村上春樹さんの次に村上龍さんをデビュー作から順番に読んだんだけど、当時の村上龍さんは多作で、村上春樹さん同様、3作目の『コインロッカー・ベイビーズ』以降、追うのを諦めた。
村上春樹さんは逆に寡作なので、順番に追っておいついたけ ...

20代前半,私の読書の履歴書

当たり前の話なんだけど、思い出しながら話すことと、すぐに浮かんでくるものを話すのとは違うなぁと、前回の『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』のことを話しながら思った。
『風の歌を聴け』は何度も読み返してるから、あまり苦労 ...