保護中: 涼子 4
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子供が大学に入学した年、涼子は離婚した。
ライブ配信をしている人向けの、防音部屋付きの2LDKのアパートを2棟建て、同じくライブ配信をしている人向けに、防音室が6つあるスタジオを経営していた。
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保護中: 涼子 3
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出版社に自分の収入がばれる前に、涼子は結婚した。
親の紹介で、有名携帯電話会社に務めている男だった。
「つまんない人よ。朝から晩まで仕事をして、帰ってきたらネット見ながらご飯食べて、お風呂に入っ ...
保護中: 涼子 2
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いやおうにも時は流れる。
涼子と俺は違う大学に進んだが、学部は同じく文学部だった。
お互い、彼氏も彼女もできた。それでも、俺たちは1ヶ月に1度は会っていた。ふたりとも慎重だったし、警戒していたか ...
保護中: 涼子 1
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夜の10時。
このへんに住んでいる人は寝るのが早く、あたりはすっかり静かだ。
長い梅雨は明ける気配がなく、いっこうに夏が来ないまま、蒸し暑い夜が続いている。
汗をかいているわけではな ...
白い部屋で月の歌を – 朱川湊人
■白い部屋で月の歌を 感想
静かな空気感のまま進む物語
霊能力者シシィのアシスタント、ジュン。
シシィがその場にいる霊をはがし、その霊が他の場所に行かないようにジュンの体内に入れる。
ジ ...
感想 『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』 著/武田友紀
『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』はHSP、HSP気質とはどういう人のことかという部分を多めに書いてあった。
対処法、対応法も載っているし、箇条書きリ ...
感想 鈍感な世界に生きる敏感な人たち – 著/イルセ・サン 訳/枇谷玲子
・人が多い場所は落ち着かない、疲れる
・光、におい、音に過敏に反応してしまう
・相手の表情を見ただけで、どういう感情なのか、状態なのか、なんとなくわか ...
最後の秘境 東京藝大 – 二宮敦人(新潮文庫)
やらなきゃ気がすまない。これしかない。
色んな人が集まるところ。それが東京藝大。
入試の倍率は東大の3倍。そして卒業後の行方不明者は約半数。
上野動物園のペンギ ...
魂でもいいから、そばにいて(新潮文庫) – 奥野修司
東日本大震災。
死者・行方不明者18,000人あまり。
未曾有の大災害で、多くの方々が亡くなり、怪我をした。
大切な人をなくし、家も思い出の品もなくした方々 ...
蒼林堂古書店へようこそ – 乾くるみ
そこでコーヒーを飲みながら日常系ミステリを解決
私が買ったのは望月けいさんのイラスト画の表紙。ネットで買うと、上の画像の表紙なのかな?
このブログを書こうと思って検索したら楽天ブックスもAma ...