自分が信じていることを疑う勇気 – 長谷川雅彬

2020年9月12日

Contents

■一味違う自己啓発本

タイトルがすでに他の自己啓発本とは違う。
自分が信じていることを疑えって言ってるんだから。
小見出しもすべて「~を疑う」。
なぜ、どう疑うのかをそれぞれ数ページで解説して、結果を大文字で書いているので、出勤通学帰宅の電車やバス、休み時間、ちょっとした空いた時間に読める。

著者の長谷川雅彬さんの経歴もすごい。
大学在学中に総合格闘技でプロの試合に出場して、卒業後は投資ストラテジスト。その後、イスラエルのソフトウェア会社のチーフエヴァンジェリスト→スペインでコンサルや執筆(スペインとアメリカで出版)。
アーティストとして作品を発表したり、天台宗で得度して僧籍を持っていたり。

どうすりゃこんなことできるんだと思うけど、その一端がこの本に書いている。
「自分にはできない」っていう「自分が信じていることを疑う」わけだ。

この本を読めば、視野が広がり、高くなる。
見えるものが変わるから、今までとは違う自分になれる。

ま、この手の本を読んでも変われない人や、レビューで「他の本にも書いてあることばかり」などという見当外れなレビューを書いちゃって恥を晒している人は、一番最初の「経験を疑う」を読めばわかる。

知ることじゃないんだって。
行動することでもないんだよ。
じゃあ何かってのは、ネタバレになるから本を読んでほしい。

■目次

はじめに 現代社会でチャンスをつかむ方法
第1章 扉を見つける
 「経験」を疑う
 「クリエイティビティ」を疑う
 「二者択一」を疑う
 「常識」を疑う
 「お金」を疑う
 「上下関係」を疑う
 「言葉」を疑う
 「因果関係」を疑う
 「価値観」を疑う
 「恐怖」を疑う
 「神様」を疑う
第2章 扉の前に立つ
 「知識」を疑う
 「成功法則」を疑う
 「時間」を疑う
 「できない」を疑う
 「脳」を疑う
 「自分の役割」を疑う
 「アイデンティティ」を疑う
 「悩み」を疑う
 「評価」を疑う
第3章 ドアノブに手をかける
 「絶対確実」を疑う
 「目的」を疑う
 「価値」を疑う
 「ベネフィット(利益)」を疑う
 「オリジナリティ」を疑う
 「人脈」を疑う
第4章 扉は開く
 「視点」を疑う
 「承認欲求」を疑う
 「ネガティブな感情」を疑う
 「現実」を疑う
おわりに

■思い込みが夢や可能性をなくしてる

自己啓発本やスピリチュアル本によく書いてあるのが「年齢なんて関係ない」って言葉。
まあ、年齢制限あるものもあるから、すべてがそうだとは言えないのはたしかだけど、世の中のほとんどには年齢制限がない。
できないっていう思い込んでいるのは自分であって、どうすればできるかを調べて考えて行動し続けて、結果を出した人はこの世界に大勢いる。

って、自分にも言い聞かせてるけどね。

この本はわかりやすい言葉で書いてある。
ただ読めば、読んだだけで終わってしまう。
それはもったいない。

すぐに読めるからこそ、3回読み返してみたらいい。
で、読んだら、あなた自身が書いてあることを元に、自分が信じていることを疑い、考えてみることだ。

思うだけで叶うなんていう本が流行る時代は終わった。
こんなことが通じるなら、この国にどれだけ多くの人が願いを叶えていることか。
でも違うでしょ。

思うだけじゃあ願いはかなわない。
まずは自分が信じていることを疑う。
そして、なりたい自分になるには?夢・願い・目標を叶えるには?を考える。
で、行動する。
あきらめない。

そんなのわかってる、他の本でも読んだ、知ってる。
で、変わった?叶った?

行動することっていうけど、その前にやることがあるんだよ。
知ることと行動することの間にね。

この本を読んで、あなたの視野と可能性を広げてみてはどうだろうか。
きっと、あなたもあなたの人生も変わるから。

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