「自分」を仕事にする生き方 – はあちゅう

Contents

■これまでの仕事や仕事の仕方にしがみつくか、
 これからの仕事や仕事の仕方を受け入れて生きていくか。

著者のはあちゅうさんは、ブログから始め、インターネットを使って仕事をしていることは、知っている方も多いだろう。
以前はテレビにも多く出演していたが、今はテレビの仕事は控え、インターネットを使った仕事に専念しているようだ。

インターネットを使った仕事と言っても、多岐に渡る。
ブログ、SNS、記事や小説などの投稿の場としてはブログ以外でもNOTEなどにも投稿している。
また、オンラインサロンを開き、インターネットとリアルを繋いで、多くの人と繋がりを持ったりしている。
オンラインサロンは、インターネットを通して、はあちゅうさんや、同じくインターネットを使って仕事をしている方々の講演や対談をリアルタイムで観れたり、東京の実際に人が集まっているサロンと繋げて、やり取りしたりできる。

本書は、はあちゅうさんが「はじめに」にも書いているが、願えば叶うとか思っているだけで叶うとか、そういうたぐいの本ではない。むしろ逆だ。
また、インターネットを使って仕事をすることに特化しているわけでもないので、SNSの使い方なども書いていない。

何かしたいけど何をすればいいのかわからない。
そもそも自分が好きなことってなんだっけ?
いや「自分」を仕事にするってどういうこと?
好きなこともやりたいこともあるけど、最初の一歩を踏み出せない。
という方におすすめする。

オンラインサロンについて、私の意見を少しだけ。
オンラインサロンに興味がない方は、ここを飛ばして、次の目次に進んでほしい。

私は2018/08/29現在、誰のオンラインサロンにも入っていない。
ただ、もし入るとしても、地方に住んでいる私にとっては、インターネットを通して、多くの人とやり取りできるのは利点であるが、実際に東京のサロンに集まって、顔と顔を向き合わせてやり取りできないことや、サロンの主催者はじめ、対談や講演を、その場で観れない、聞けないのは厳しい。

対談や講演はイベントであり、イベントはやはり、その場にいて、その場の空気や温度や雰囲気、そこに集まっている人の気、対談者や講演者の放つ言葉や空気や気を、直接感じることが大事だと思っている。
オンラインサロンに入るのを考えているのなら、何をしているのか、どんな活動をどのようにやっているのか、活発か、などをちゃんと調べて、選んだほうがいい。

■目次

はじめに
1 自分のすべてを有効活用しながら
  楽しく、無駄なく生きていく。
  →自分の中に埋もれた好きを見つける方法

2 仕事は、自分が生きやすい
  世界を作るためにある。
  →好きなことをお金に換える方法

3 会社を辞めることだけが、
  自由に生きることじゃない。
  →自分の肩書きを作る方法

4 楽しそうなことにはどんどん飛び込む。
  →行動を多くし、決断を早くする方法

5 あたりさわりのない、いい人のままで終わらない。
  →人を惹きつける方法

6 こだわりも熱意もない仕事はただの作業だ。
  →信頼を得る仕事のやり方

7 誰だって不安とともに生きている。
  →頑張れない時の身のこなし方

8 自分を仕事に。生きることを趣味に。
  →人生をフルに楽しむ方法
おわりに

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■背中を押してくれる本

本書の「2 好きなことをお金に換える方法」の「人生を変えるために今を変える」のところにある言葉。

「できることは少なくていいから、自分の行きたい方向につながりそうな何かを始めてみてください。」
   「自分」を仕事にする生き方 p.80より引用
何も変えないで、人生が変わるわけがないんです。
   「自分」を仕事にする生き方 p.80より引用
変えるのはちょっとずつでいいんです。」
   「自分」を仕事にする生き方 p.80より引用

何かを始めるとき、とりあえず始めて、やりながら必要なことを学んでいく人と、ある程度の準備をしてから始める人、しっかり準備してから始める人、様々だと思う。
いちばんヤバイのは、やりたいと思ったときに何もしない人。
考えるだけ、思うだけ、そこまでなら誰でもできる。
いいなぁって羨ましく思うだけなのも、誰でもできる。

これ、どうしたらできるんだろう?って調べる。
調べて「いや、これはできない」って思うんじゃなくて「なるほど。じゃあ、今の状態でやれることは何だろう。どれから始めたらいいんだろう」って考える。
で、やってみる。

この本は、その「やってみる」という最初の一歩を進めるための背中を押してくれる。
本屋に行って、本書を探し、目次だけでも読んでみたらいい。
そこにはあなたの背中を押してくれる言葉がある。
そしたら、その項目だけでも立ち読みしてみよう。
で、なにか感じることや気づいたことがあれば、この本を買って、最初から読んでみよう。

「やっぱり無理」「いやいや、私にはできない」なんてことを言ったり思ったりすることがもったいなく感じるはずだ。

今は人生100年と言われている。
だとしたら、あなたはあと何年生きることができるだろうか?
本業にすることだけを考えず、副業としてやっていくことを考えてもいいだろうし、趣味としてやっていくことだってできることはある。
同じものが好きな人とつながるためだっていい。そこから何かが始まるかもしれない。

まずはやることだと思う。

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Amazon – 「自分」を仕事にする生き方

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