池上彰のお金の学校 – 池上彰
Contents
■改めて聞かれた時にちゃんと説明できる?
あまりにも身近で、ちゃんとした知識が足りないものってけっこうある。
水がどういう過程、どういう仕組で家の蛇口から出てきているのか。電気は?ガスは?
自分の体ってどういうシステムで動いたり、見たり聞いたり、匂いや臭いを判別している?脳って何でできていて、どんなことをしている?
無意識に呼吸している空気については?
月の大きさは目で見た大きさと写真に写した大きさが違う?
で、
お金ってそもそも何?銀行は何してる?投資、保険、税金。
円高・円安、GDP、デフレとインフレ。
一度は何かで見たり聞いたり読んだりしたかもしれないけれど、覚えてる?
ってわけで、この『池上彰のお金の学校』はタイトルそのまま、お金について、そもそものところから知ることができる。
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■目次
まえがき
1限目 お金の歴史
2限目 銀行
3限目 投資
4限目 保険
5限目 税金
特別授業1 ニュースの中のお金
特別授業2 身近なお金
あとがき
■欲しい欲しいって言ってるけど、いざ手に入れた時に、じつはわかってなくて失くしたり持て余したり
宝くじで高額当選した10年後に、破産してたり、当選前よりも生活水準が落ちている人がいるって話は、聞いたことがあるかもしれない。自業自得と言っちゃったらそれまでだけど、他人事じゃない。
ローンを組んだけど払っていけないとか、月々の支払いが厳しいってのは、お金についての知識が足りなかったり、見通しが甘かったりした結果。
銀行から借りようが、クレジットカードだろうが消費者金融だろうが、借りたら借金だってのは同じこと。
投資はお金が殖える、儲ける、稼げるって聞いて、なんの知識もなしにやったら損する確率は上がる。
暗号通貨(なんで日本は仮想通貨って言葉が主流になったんだろ?)は投資じゃなくて投機。クレジットカードで入金できるけど、そもそもクレジットカード使ってる時点で借金して暗号通貨を買ってるってこと。
投資は収入から生活に必要なお金を引いて、残ったお金でするもので、投機は投資に回すお金のさらに余裕があったらやってみてもいいもの。つまり、すべてなくしても勉強になったと思うくらいですむ程度でやるもの。
池上彰さんはFXもバイナリオプションも投機だって言ってるよね。
で、この『池上彰のお金の学校』読んで、お金とお金に関することについて、ほんとは物心ついた時に知っておくべき、基本中の基本、初歩の初歩を再確認した。
銀行ってどうやって利益を上げているか知ってる?
証券会社は?保険会社は?
っていうか、そもそもお金ってなんだ?
「収入を増やすための第一歩は節約だ」
この言葉がピンとこない人は、ぜひ、この本を読んで、お金について知るだけじゃなく、自分のお金との付き合い方を考えてみてほしい。
年収1,000万円以上稼いでいても、日々の生活が苦しい人もいるんだから。
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