新訳道は開ける – 著/デール・カーネギー 訳/田内志文
Contents
■人生における、不安・恐怖を取り除く百科事典■
人は、人生において、何かをやる前から不安や恐怖を抱いたり、何かに取り組んでいるときも不安や恐怖を抱く。
この本は、これらを取り除き、前へ進む＝道を開くための方法を、数多く教えてくれる、悩み・不安解決の百科事典のようだ。
■目次
序文 私がなぜ、この本を書いたのか パート５ 不安に打ち勝つ黄金律
九つのヒント－この本を最大限に活かすために 第十九章 両親はこうして不安を乗り越えた
パート１ そもそも不安とは何なのか パート６ 批判を気にせず忘れる方法
第一章 今日というひと区切りを生きる 第二十章 死んだ犬など誰も蹴らない
第二章 不安を取り去る魔法の公式 第二十一章 批判に傷つかず済ませる方法
第三章 不安は人を食いつぶす 第二十二章 私の愚かしい過ち
パート２ 不安分析の基本テクニック パート７ 疲労と不安を予防して元気になる
第四章 どのように不安をひもとき解決するか 六つの方法
第五章 仕事の悩みを半減させる 第二十三章 日々の活動時間をあと一時間
パート３ 不安の習慣。その先手を打つには 増やすには
第六章 心から不安を追い出すために 第二十四章 疲労の原因を見極め、対処する
第七章 カブトムシに負けるな 第二十五章 疲労と別れ、若さを取り戻す
第八章 数多の不安を追い出す方法 第二十六章 疲労と不安を予防する
第九章 変えられない運命と調和すること 四つの習慣
第十章 あなたの不安にストップロス・オーダー 第二十七章 疲れ、不安、イライラの元凶、
(損切り注文)をかける 倦怠感を消し去るには
第十一章 ノコギリでオガクズを挽いてはいけない 第二十八章 不眠への不安は克服できる
パート４ 平穏と幸福とをもたらす パート８ 幸福と成功とをもたらす
心の在り方を育てる７つの方法 仕事の見つけかた
第十二章 人生を変えてくれる言葉 第二十九章 人生を変える決断
第十三章 仕返しはハイリスク パート９ お金の不安を軽くするには
第十四章 恩知らずに腹を立てずに済ませる 第三十章 私たちの悩みの七割は……
第十五章 百万ドルと自分のすべてを引き換えにできるか
第十六章 自分を発見し、自分になる パート10 私はこうして不安を乗り越えた
この地上にあなたという人間はただひとり 三十二の実話
第十七章 レモンがあるならレモネードを作れ
第十八章 二週間で憂鬱症から解き放たれる
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■読後の感想■
「もっと早く読んどきゃ良かった……」
というのが、読後直後の感想。
できれば、二十代のうちに読んでおけばよかった。
四十代の半ばで出会って、遅かったということはないし、これからの人生に役立てることができることがたくさん書いてるんだよ。
目次を読めばわかるけど、抱くであろう不安の種類によって、こういうのがあるけど、どう？という感じで、不安解消法が書いている。
もちろん、各項目に書いていることを、その不安に必ず当てはめるのではなく、他の項目に書いていることを、自分が抱いている不安解消に使うこともできる。
時代が変わっても、人は変わっていないなぁと改めて思った。
やっぱりお金に関してはともかく、人生における不安は、神話の時代から人は進歩も進化もしていないな。いや、お金に関しても一緒か。科学と文明は進化し、進歩しているのにね。
だって、この本の初版は1948年。
カーネギーをまだ読んだことがないのなら、出版順だと『人を動かす』が先なんだけど、個人的には、この『道は開ける』を先に読んだほうがいいと思う。
なぜならこの『道は開ける』は、個人的なことのひとつである「不安」を解消するための方法なんだから。
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