その後の世界最強の商人 – 著/オグ・マンディーノ 訳/山川紘矢・山川亜希子

2018年3月7日

Contents

■名著『世界最強の商人』のその後の物語と人生の成功哲学■

 オグ・マンディーノの名著『世界最強の商人』の続編。
『世界最強の商人』がビジネスの成功法則だとしたら、こちらは人生の成功哲学と言える内容。
 以下に目次を記しますが、わかっているとは思うけど、目次のタイトルを読んだだけで分かった気持ちになるのは、脳みそがめんどくさいことをしたくないという、危険信号。
 ちゃんと読もう。

目次
賞賛の言葉
愛する者への献辞
思い起こせば……
第1章~第8章(物語)
第9章 第一の誓い 自己憐憫、自己卑下をしない
第10章 第二の誓い 毎日の目標を持つ
第11章 第三の誓い 熱く燃えて生きる
第12章 第四の誓い 人と対立しない
第13章 第五の誓い 不運を勝利に
第14章 第六の誓い 常に最善を尽くす
第15章 第七の誓い 今の仕事に全力を尽くす
第16章 第八の誓い チャンスをつかむ
第17章 第九の誓い 一日の反省
第18章 最後の誓い
第19章(物語)
訳者あとがき

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■読後の感想■

 前作『世界最強の商人』では1つの巻物を1ヶ月かけて読む指示があった。今回は1つの誓いを1週間読むように指示されている。
 誓いのタイトルは「そんなことわかってる」「他の本でも読んだ」という内容ですが、読んだ・知ってるだけでは意味がなく、大事なのは、その知ってることをやってるか、できてるかだよね。

 なぜ、このことが必要なのか、大事なのかということを、オグ・マンディーノはひとつひとつ、しっかりとわかるように書いてる。

 前作『世界最強の商人』の感想では、ビジネスの成功法則と書きましたが、けっきょく私たちは、どこかに勤めている、雇われているとしても、一人一人が商人だと思わない?
 勤め先でも、勤め先の理念、社則、上司、部下などという制限はあっても、その中で貢献する仕事をしなければ、昇給・昇進はない。パートであってもアルバイトであっても同じ。
 勤め先の看板を背負っている、商人なわけだ。
 どんな仕事であれ。

 面接だって、自分を売り込むんだから、自分を売り込む商人だ。

 やりたいことがある。
 それをやっているだけでは、生活していけないわけで、やりたいことを価値として提供して、対価としてお金をいただくことで、初めて収入になって、生活していける=やりたいことで生きていける。

 勤め先だって、勤めているところが売っているものが売れなければ、自分の給料は上がらないし、下がることだってある。最悪、退職・リストラということもあるわけだ。

 ぶっちゃけた話、今の仕事に不平不満があって、それをどうすることもできないのなら、勤め先を辞めて、転職するしかない。でも、その転職することも、あれこれと理由を付けてやらない。

 だとしたら、今の状況で生きていくしかない。
 自分で何もしないで、不平不満を言ってても、何も変わらない。もしかしたら、良くない方へ変わるかもしれない。

 今の状況を受け入れて、今の自分でできることをやりつつ、今より良くするにはどうしたらいいかを考えて、やる、やってみるしか、変化はない。

『世界最強の商人』『その後の世界最強の商人』を毎日毎日、本に書いている方法で読み続けることで、変わることがある。
 それは、周りの状況ではありません。
 自分自身だ。

 逆説的だけど、自分自身が変われば、以前とは周りが、世界が違って見える。
 今見えている世界とは違った世界が見えてくる。
 つまり、変化が起きる。

『世界最強の商人』を読まなければ、私はこのブログを作らなかったし、生き方も変わらなかった。
 自分を変えて、人生を変えたいのなら、この2冊を、本に書いている方法で毎日読むことをおすすめする。

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